技術・商品


2024年8月30日[3面]

鹿島/AIで建物の生涯CO2排出量を正確に算定、最適な削減プラン提案

 鹿島は、AIを活用して建物のライフ・サイクル全体の二酸化炭素(CO2)排出量を正確に算定するシステムを開発した。建築部材だけでなく、従来は難しかった数万点にも及ぶ設備機器のCO2排出量も正確に算定可能。各構成部材をCO2排出原単位とひも付けて算定する従来方法と比べ、算定時間を約8割削減できる。設備機器の選定時、CO2排出量が異なる複数パターンを短時間でケーススタディーし、最適なCO2削減プランを…

2024年8月30日[5面]

関東整備局利根川水系砂防/関東直轄砂防初の自動化施工、浅間山火山防災で検証開始

 関東地方整備局利根川水系砂防事務所が、浅間山火山防災事業で自動化施工を進めている。国土交通省のi-Construction2・0に準じた取り組みとして現場実証を実施。28日に報道関係者に現場を公開した。浅間山北麓の地蔵川第一砂防堰堤(群馬県嬬恋村)の現場で、堤体の素材となるソイルセメントをプラントから施工場所まで自律稼働のキャリアダンプで運搬する実証実験を行った。関東管内の直轄砂防事業で自動化施…

2024年8月29日[3面]

竹中工務店、鹿島ら/持続可能な再生コンクリ開発へ、5年以内に首都圏で実装目指す

 竹中工務店や鹿島、栗本鐵工所らは共同で「サーキュラーコンクリート」の開発に着手した。従来に比べ製造時の二酸化炭素(CO2)排出量が少ない環境配慮型セメントと、コンクリ廃材や余剰分の戻りコンクリから回収・製造するリサイクル骨材を使う。建物の解体などによって多量な解体コンクリが発生する一方、道路用路盤材としてのリサイクル需要が激減している首都圏で今後5年以内に社会実装を目指す。将来的にはエリアを段階…

2024年8月28日[5面]

酸性河川を電気で中和、草津温泉で新技術の実証実験/田中恒夫前橋工大教授ら

 前橋工科大学の田中恒夫教授の研究グループは、電気化学的な手法を使って酸性河川を中和する新技術の実証実験を、関東地方整備局と共同で群馬県草津町の草津温泉で始めた。26日に現地を報道関係者らに公開した。現在の石灰投入に代わり、電気で酸性河川を中和し中和生成物の発生を抑制。電気中和に伴って発生する水素を発電などに活用することも可能となる。田中教授は「エコタウンとして最先端の技術を導入し、草津温泉の観光…

2024年8月27日[3面]

清水建設ら/土木工事のCO2排出量可視化、積算データから自動算出

 清水建設は、土木工事の二酸化炭素(CO2)排出量を積算データから自動算出するプラットフォームを開発した。積算ソフトウエアで作成した積算データをプラットフォームに取り込み、ワンクリックするだけで自動算…

2024年8月26日[3面]

ジコゼロ/CGで事故の瞬間を忠実再現、建設現場向け安全教育動画配信

 建設業や製造業の新たな安全教育ツールとして、ジコゼロ(東京都豊島区、古後孝洋社長)の安全教育動画配信サービス「ZIKOZERO(ジコゼロ)」を取り入れる現場が広がっている。2021年のサービス開始か…

2024年8月26日[4面]

JR東海/構造物の大規模改修向け新工法開発、軽量な炭素繊維シート使い高耐久化へ

 JR東海は、東海道新幹線の土木構造物向けに新たな大規模改修工法を開発した。コンクリート橋端部のはねだしスラブの劣化防止を図るため、従来の高耐食性めっき鋼板よりも軽い炭素繊維シートを活用する。取り扱い…

2024年8月23日[3面]

アジア航測/能登半島地震の損害保険金支払いに貢献、GISで共同調査を支援

 アジア航測が能登半島地震の被災者に対する地震保険金支払いの迅速化に貢献した。日本損害保険協会(城田宏明会長)の共同調査を、地理情報システム(GIS)技術などのノウハウを生かして支援。津波流出・火災焼…

2024年8月22日[3面]

三井住友建設/BEI評価を簡略化、ZEB仕様決定までの期間大幅短縮

 三井住友建設は、建築物の1次エネルギー消費性能(BEI)を短時間で判定する簡易評価システム「ZEViewer(ゼビューア)」を開発した。これまで詳細設計図面の作成や建築物の設備機器を選定した後に行う…

2024年8月21日[3面]

大成建設/工事進捗を即時確認、歩掛かり記録作業を効率化

 大成建設は、工事関係者間でリアルタイムに作業の進捗状況を共有できる歩掛かり記録アプリケーション「ワクロク」を開発、実証した。2020年に開発した施工管理業務支援システム「T-iDigital Fie…

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