論説・コラム
2025年4月1日[1面]
駿河湾から静岡県の内陸部を想定震源域とするマグニチュード(M)8クラスの東海地震は、南海トラフ沿いで想定される大規模地震の一つ。この地域では1854年の安政東海地震の発生から現在まで大規模地震が発生していない▼20代前半まで同県内で過ごした。長年にわたり地震・津波を想定した避難訓練が定期的に実施されており、小学校の児童は防災頭巾をかぶって集団下校するなど、大人から子どもまで災害への危機意識が高い…
2025年3月31日[1面]
直木賞作家・山口瞳さんの作品には、自らの経験からサラリーマンの心得などをつづったエッセーも多い。そんな中に新入社員へ向けた「十二章」がある▼伝えたい教訓の一つは、会社に入ったら勉強しなくてもいいといった考えを持たないこと。要領良くやれば何とかなると思うのは甘く、〈社会生活はもうちょっとオッカナイところだと承知してほしい〉(『新入社員諸君!』角川書店)と厳しくも熱いエールを送る▼本紙が主要ゼネコン…
2025年3月28日[1面]
東京都心では桜の開花が24日に発表された。例年は開花から満開になるまで1週間程度が目安だが、今週は春本番を通り越え初夏の陽気が続いたため、開花から1週間を待たず満開になる可能性があるそうだ▼4月上旬の入学式まで桜が散らないかと気が気でない方も多かろう。間もなく入学シーズンを迎えるが、早くも来年の新入生向けランドセル商戦が百貨店などで始まっている▼近年のランドセル選びは子ども自身に最終決定を委ねる…
2025年3月28日[14面]
建築へ/都内で大阪・関西万博シンポジウム、4氏が「建築の役割を考える」テーマに
大阪・関西万博に多くの建築家が関わっているが、議論をしたり意図を表明したりする場は少ない。そこで万博の会場デザインプロデューサーを務める藤本壮介氏が議論の場としてシンポジウムを企画。万博に関わっている、関わっていない、建築家、他分野など多くの人を巻き込み、万博の意義や建築家の役割を考える。テーマは「大阪・関西万博から建築の役割を考える」。全5回程度を予定。24日に東京都内で開かれた第1回を紹介す…
2025年3月27日[1面]
小学校の教科書にも載る「さよならの学校」は、白い杯のような花を咲かせる泰山木(タイサンボク)を巡る祖父と孫の物語。木の根元に毎年プレゼントを置いてくれた祖父は、亡くなる前にその泰山木をプレゼントしたいと話す▼昔の記憶を紡ぎながら孫の祖父への思いが伝わってくる。小学生が書いた感想文を読ませてもらうと、家族や仲間をいたわり、思い出を大切にしたいという気持ちがあふれていた▼取材先でも異動や退職であいさ…
2025年3月27日[18面]
プロジェクト・アイ/内神田一丁目計画、飛来・落下防止対策に万全期す
◇設計=三菱地所設計、施工=大成建設 東京・神田エリアの新たなシンボルタワーとなる「大手町ゲートビルディング」の建設工事が春から最盛期を迎える。敷地南側に面した日本橋川や真下を走る首都高速道路を挟んで国内を代表するビジネス街、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)地区との結節点に位置し、東側では地下鉄の東京メトロ丸ノ内線が通るなど都心ならではの制約が多い。施工を担う大成建設はインフラ管理者らと連携し…
2025年3月26日[1面]
広島駅の新しい駅ビル「minamoa」(ミナモア)が24日に開業した。同駅の建て替えは60年ぶり。旧駅ビルの解体から約5年間かけて装いを一新した▼JR西日本の駅では大阪、京都両駅に次ぐ規模。中四国初…
2025年3月25日[1面]
江戸時代前期に日本各地を修行し、木肌とノミ痕を生かした神仏像を残した円空。特別展「魂を込めた 円空仏-飛騨・千光寺を中心にして-」が今月30日まで三井記念美術館(東京都中央区)で開かれている▼荒々し…
2025年3月24日[1面]
今週は寒さが和らぎ、晴天に恵まれ気温も上昇する地域が多いよう。陽気が良くなり新しい環境での生活も始まることなどに合わせ、春はヘアスタイルを変える人が多いと言われる▼日本の美容業界で約20年前に開発さ…
2025年3月19日[1面]
大人気ギャグ漫画「クレヨンしんちゃん」が連載開始から今年で35周年を迎える。主人公・野原しんのすけが巻き起こすドタバタ劇が面白く、関連書籍の累計発行部数は1億4800万部に上る▼物語の舞台である埼玉…