技術・商品
2025年3月6日[3面]
西松建設ら/床版撤去を高速施工、自動水圧制御で作業時間15%短縮
西松建設とコンクリートコーリング(東京都練馬区、小澤純社長)は、橋梁に合成桁形式で設置された床版の取り換えをさらに高速施工する「自動水圧制御システム」を共同開発した。従来の板ジャッキで床版を切断、撤去する工法を高度化。これまでは板ジャッキを膨らませるための送水を自動制御できず、板ジャッキを破損させないための目視確認や送水ポンプ稼働者への合図が必要だった。新技術によって板ジャッキへの送水量を自動制…
2025年3月5日[3面]
清水建設、東洋アルミ/コンクリート型枠の超撥水剤を外販、気泡や色むら抑制
清水建設と東洋アルミニウムは、コンクリート型枠の表面に塗って水をはじく「超撥水(はっすい)剤」の外部向けの販売を開始した。杉板型枠の表面に微細な凹凸形状をつくり、撥水性能を付与する。打ち放しコンクリートの製造過程で発生する気泡や色むらを抑え、品質と美観を高める。型枠の40~60平方メートルを塗工できる1セットを26万4000円で販売する。年間50件程度の適用を目指す。 下地層と超撥水層をつくる…
2025年3月3日[3面]
NTT、鹿島ら/手術の遠隔支援を実証、大容量・高速通信技術を活用
NTT、鹿島ら5者は通信容量が大きく遅延も少ない「IOWN APN接続」を使い、青森県津軽地方の約30キロ離れた2カ所の病院間で手術を遠隔支援する技術を実証した。オールフォトニクスネットワーク(AP…
2025年2月28日[3面]
鹿島/PCaPC床版の3Dモデル自動生成システムを開発、道路橋更新で時間短縮
鹿島は、道路橋の床版取り換え工事でプレキャスト・プレストレストコンクリート(PCaPC)床版の3Dモデル自動生成システムを開発した。道路線形(道路全体の座標、長さ、角度)や、鉄筋などの数値情報を入力…
2025年2月27日[3面]
熊谷組/アースドリル評価技術26年度にも実装へ、瞬時に支持層到達を確認
熊谷組が雄正工業(東京都新宿区、二川和雄社長)と共同開発したアースドリル工法の評価測定技術の現場実装に向け動いている。場所打ちコンクリート杭が支持層に達したかどうかを、掘削データから算出した数値と建…
2025年2月26日[3面]
大成建設ら/次世代医療施設の設計手法で実証、健康や幸福度高める拠点に
大成建設と早稲田大学創造理工学部、社会医療法人愛仁会千船病院(大阪市西淀川区)は、同病院で次世代医療施設の設計手法に関する実証に乗りだした。医療現場に関わる病院関係者や住民ら全ての人が健康と幸福を高…
2025年2月25日[3面]
若築建設ら/クレーン作業のAI監視システム開発、作業員とつり荷の離隔確保
若築建設らは、クレーン作業時につり荷と作業員の接近を警戒するシステムを開発した。AI画像認識技術を活用して、作業員とつり荷の外形を同時に認識するとともに、つり荷の外形と作業員の離隔を算出する。常時監…
2025年2月21日[3面]
竹中工務店/量子コンピューターで教育施設整備計画最適化、短時間で要望反映しやすく
竹中工務店は、量子コンピューターを用いた教育施設整備計画の最適化技術を開発した。大学や高校、専門学校といった校舎などの新築や改修を想定し、複数のカリキュラム(授業と教室の最適な組み合わせ)実施案を短…
2025年2月20日[3面]
大成建設ら/ふるい下残さでソイルモルタル製造、最終処分量低減を実証
大成建設と光洲産業(川崎市高津区、光田興熙社長)は、建設混合廃棄物の中間処理過程で発生する建設副産物「ふるい下残さ」をソイルモルタルの母材として有効利用する技術を確立した。建設発生土の再利用によって…
2025年2月19日[3面]
竹中工務店/進捗管理アプリを大幅改良/新たに5機能追加・拡充
竹中工務店と同社グループの朝日興産(大阪市中央区、宮本靖雄社長)は、建築工事の進捗実績を部屋や部位ごとに可視化するアプリケーション「位置プラス『進捗管理』」を大幅に改良した。2020年の発売から累計…