技術・商品
2024年11月22日[3面]
日特建設/働き方改革の将来像示す、自動・遠隔施工技術で全業務の現場完結めざす
日特建設の和田康夫社長は21日に東京都内で開いたシンポジウムで、開発に注力している自動・遠隔施工技術による働き方改革の将来像を示した。同社が得意とするダムの基礎岩盤を補強するグラウチング工事や、のり面を保護するモルタルなどの吹き付け工事に活用する。引き続き技術やシステムのさらなる開発、改良を推進。10年後には現場で社内の全業務が完結し現場と自宅を直行直帰できるような働き方改革の実現を目指す。 …
2024年11月21日[3面]
安藤ハザマら/山岳トンネル工事で吹き付けコンクリ自動施工、3Dデータで必要量算出
安藤ハザマとニシオティーアンドエム(大阪府高槻市、北俊介社長)は山岳トンネル工事の生産性・安全性向上策として、吹き付けコンクリートの自動施工技術を共同開発した。▽切羽出来形取得▽位置情報演算処理▽油圧制御-の三つのプログラムを導入して実現。オペレーターは吹き付け機本体に付属するタブレットの簡単な操作だけで吹き付けコンクリの自動施工が可能になる。2024年度に安藤ハザマが施工している山岳トンネルの…
2024年11月15日[3面]
大林組/CO2排出量削減効果とコストの比較検証システム開発、仕様や予算検討を支援
大林組は、建物計画の初期段階で二酸化炭素(CO2)排出量削減効果と、コストの増減率を瞬時に比較検証できるシステム「カーボンデザイナー E-CO BUILDER(エコビルダー)」を開発した。計画地を地…
2024年11月12日[3面]
鹿島/新型現場溶接ロボットを開発、計測・溶接・スラグ除去の一連作業を全自動化
鹿島は溶接量が多い大型鉄骨柱を対象に、柱の全周溶接に伴う一連の繰り返し作業を全自動化する新型の「マニピュレータ(多関節型アーム)型現場溶接ロボット」を開発した。開発済みの溶接ロボットに「開先センシン…
2024年11月11日[3面]
清水建設/有筋構造部材自動造形技術を実工事に初適用、材料噴射で3Dプリンティング
清水建設は材料噴射型の3Dプリンティング技術を活用し、鉄筋内蔵の有筋構造部材を自動造形する技術を実際の工事で初適用した。対象現場は堺市西区にある日本製鉄の瀬戸内製鉄所阪神地区(堺)内での製鉄設備建設…
2024年11月8日[4面]
東京都/水管橋点検にドローン活用、見落としゼロ・作業の安全性も確保
東京都が本格導入したドローンによる水管橋点検が効果を発揮している。これまで目視が難しかった橋の頂上部などを、ドローンに搭載したカメラで撮影。小さな傷なども確認できるようになり、見落としゼロにつなげた…
2024年11月7日[3面]
日特建設/のり面吹き付けを遠隔操作で大容量・省力化、家庭用ゲーム操作機も使用可能
日特建設はのり面吹き付け作業を大容量化、省力化するロボット施工技術「スロープセイバー」の遠隔操作システムを構築し、5日に福島県南相馬市の福島ロボットテストフィールド(RTF)で初公開した。最新型式で…
2024年11月6日[3面]
竹中工務店/大規模・高層建物に導入できる木質耐震壁を開発、波形鋼板×CLT
竹中工務店は、CLT(直交集成板)と波形鋼板を組み合わせた耐震壁「KiPLUS WAVY」を開発した。波形鋼板をCLTとL字形の補剛材(山形鋼)で挟むように取り付けることで地震時の座屈や変形を抑え、…
2024年11月1日[5面]
関東整備局利根川水系砂防ら/浅間山火山砂防で遠隔降灰調査実証実験
◇内閣府SIPと連携 関東地方整備局利根川水系砂防事務所が直轄火山砂防の対象となっている浅間山で、最先端技術を導入した防災の取り組みを展開している。内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SI…
2024年10月31日[14面]
炎重工/普及価格帯の水上ドローンを市場投入、自律航行機能の追加も検討
空中でも水中でもない「水上ドローン」が注目されている。岸壁など構造物や湖底・海底の調査だけでなく、水難救助、レジャーなど幅広い用途に活用が広がる。水上ドローンなどの研究や開発、販売を手掛ける炎重工(…