中国地方整備局の18年度予算は、直轄事業費1736億7900万円、補助事業費3003億2700万円。前年度当初に比べ、直轄は0・4%増、補助は5・3%増を確保した。内訳は、治水384億8300万円、海岸15億7800万円、道路1417億7000万円、港湾整備148億6200万円、空港整備4億3700万円、住宅対策78億1600万円、市街地整備20億3400万円、都市水環境整備10億7300万円、国営公園8億0700万円、社会資本整備総合交付金874億7900万円、防災・安全交付金1769億3700万円、官庁営繕7億3000万円。予算配分に当たっては、▽「水防災意識社会」の再構築に向けた水害対策や総合的な土砂・火山災害対策の推進▽インフラ老朽化に対応する戦略的な維持管理・更新の推進▽地域における総合的な防災・減災対策、老朽化対策等に対する集中的支援(防災・安全交付金)▽効率的な物流ネットワークの強化▽成長の基盤となる社会資本整備の総合的支援(社会資本整備総合交付金)▽世界最高水準の快適な旅行環境の実現▽人口減少等を見据えた「コンパクト・プラス・ネットワーク」の形成▽若年・子育て世帯や高齢者世帯が安心して暮らせる住まいの確保|などについて、地域の実情や要望、社会資本のストック効果等を勘案し配分した。ここでは、その主な取り組みを紹介する。