橋の日特集

2018年8月3日 特集

文字サイズ

 8月4日は「橋の日」。語呂合わせから生まれた記念日だが、私たちの暮らしに密着し、豊かな経済社会を支える身近な橋に思いを巡らすよい機会でもある。橋は、河川や海などで隔てられていた地域を短時間に結び、両地域の交流を活発にする効果がある。国土の多くを山地が占め、多数の島々を領土に持つわが国では古来、橋を架けることによって地域交流の拡大と社会・経済活動を活発化させてきたとともに、架橋技術の向上・発展につなげてきた。わが国の架橋技術が世界トップクラスであるのもそうした背景の中で培われた。橋梁技術を展示し、トップクラスの橋梁技術を後世に伝える役目を担う「橋の科学館」(神戸市)を訪ねたほか、橋梁関係諸団体の最近の取り組みを紹介する。