近年、わが国ではインバウンド(訪日外国人旅行者)が増加し、九州でもアジアを中心としたインバウンドが急増している。インバウンドをさらに獲得し観光振興や地域の活性化につなげるため、その受け入れ環境の整備は急務だ。2018年九州支社暑中企画では日本政策投資銀行九州支店の小川悠貴企画調査課長に受け入れ環境整備のポイントなどを聞くとともにハード関連の主な取り組みを紹介する。小川氏は今後も増加が見込まれるインバウンドに対応するためハイグレードなホテルの建設や空港アクセスの強化などが必要と指摘。各地では空港機能の強化やクルーズ需要に対応するための港湾の整備、福岡市を中心としたホテルの建設などが急ピッチで進められている。