社会資本整備を進めるうえで、上流側の計画や設計など重要な役割を担う建設コンサルタント。かつて長期間続いた経済不況と建設投資の削減などの影響で、中堅社員の人員・人材不足などの課題が浮き上がっている。若手技術者の確保に加え、離職者を減少させていくためには、働き方改革を進めていくためには受発注者協同による労働環境の改善と労働に対する既成概念の意識改革などが求められる。大西有三京都大学名誉教授をコーディネーターに迎え、工期の平準化やウイークリースタンスの取り組みなど、建設コンサルタントの働き方改革を進める上での課題や今後の取り組みなどを探った。