新名神高速道路の三重県内区間、新四日市ジャンクション(JCT)から亀山西JCTまでの22・9キロが3月17日に開通した。これにより、新東名・新名神高速道路東京~神戸間約500キロのうち、静岡県の御殿場JCT~滋賀県の草津JCTを結ぶ約330キロのダブルネットワークが完成し、首都圏から名古屋圏を経て関西圏に至る東西の広域ネットワークはさらに強化された。並行する東名阪自動車道の慢性的な渋滞に悩まされてきた地元関係者の悲願も達成され、大きな経済効果が期待できる。懸念されている南海トラフ巨大地震に対し、緊急物流を担う「命の道」としても欠かせない道路となる。
◇路線概要◇
◇路線名/新名神高速道路(近畿自動車道名古屋神戸線)
◇開通区間/新四日市JCT(三重県四日市市北山町)~亀山西JCT(三重県亀山市安坂山町)
◇開通延長/約23km
◇道路の区分/第1種第2級(完成時・第1種1級)
◇設計速度/100km/h(完成時・120km/h)
◇車線数/4車線(完成時・6車線)
◇JCT、IC、休憩施設/新四日市JCT(三重県四日市市北山町)、菰野IC(三重県三重郡菰野町大字潤田)、鈴鹿PA(三重県鈴鹿市山本町)、鈴鹿PAスマートIC(三重県鈴鹿市山本町)、亀山西JCT(三重県亀山市安坂山町)