中部圏は、日本経済を牽引するものづくり産業の集積地であり、文化・歴史・観光面のポテンシャルも高い。中部圏のさらなる発展に向け、信頼性の高い道路ネットワークや豊かで住みやすい地域づくりなどが求められている。発生の可能性が高まっている南海トラフ巨大地震や近年多発する災害への対応も急がれ、施設の耐震化や総合的な治水対策、津波・高潮対策も重要だ。一方、建設業界を取り巻く環境をみると、働き方改革や生産性向上への対応が急務であり受発注者双方が協力・連携した取り組みが不可欠だ。中部地方整備局の本年度の取り組みを紹介する。