みらい造船 新工場 完成

2019年10月31日 特集

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 宮城県気仙沼市の造船4社が合併して設立した「みらい造船」(木戸浦健歓社長)が、同市朝日地区で整備を進めてきた新工場が完成した。国土交通省が東日本大震災で被災した中小造船事業者の復興を支援するプロジェクトで、国内で3例目となる昇降設備「シップリフトシステム」を導入した。設計・施工は五洋建設が担当。徹底した安全管理の下、高精度・高品質の施工を追求し、発注者の期待に応えた。
■工事概要■
□工事名称/みらい造船建設工事□施工場所/宮城県気仙沼市朝日町地内
□工期/2016年9月8日~2019年5月31日
□発注者/株式会社みらい造船
□設計者/五洋建設株式会社
□施工者/五洋建設株式会社
■海上工事
□水中土留工/鋼矢板228枚
□浚渫工/5,845m3
□鋼管杭工/ホイスト基礎、縦行レール基礎、連絡橋、配管・配線ラック基礎128本
□上部工/ホイスト基礎、縦行レール基礎、連絡橋、配管・配線ラック基礎一式
□シップリフト工/シップリフト、シップリフト用台車一式
■陸上工事
□縦行レール基礎工/約258m×7m(レール4列)、H鋼杭一式
□横行レール基礎工/124m×37m、76m×37m(北側)、150m×17m(南側)、H鋼杭一式
□ジブクレーン基礎工/183.5m×2列、鋼管杭一式
□斜路工/一式
□建築工/修繕工場、コントロール棟、事務所棟他一式