京都市が2017年3月から同市左京区で進めてきた「京都市美術館再整備工事」がこのほど竣工、20年3月21日に「京都市京セラ美術館」としてリニューアルオープンする。創建から86年が経過した同美術館は、本館の保存・耐震・機能改修とともに、新館を増築することで多様なニーズに対応する現代の美術館として生まれ変わった。基本設計・監修は青木淳・西澤徹夫設計共同体、実施設計は松村組と昭和設計、施工は松村組が担当。関係者が一丸となって厳しい施工条件を克服し、高品質の建築物を完成させた。
◆建築概要◆
◆工事名＝京都市美術館再整備工事
◆工事場所＝京都市左京区岡崎円勝寺町124
◆建築主＝京都市
◆基本設計・監修＝青木淳・西澤徹夫設計共同体
◆実施設計・施工＝株式会社松村組大阪本店
◆実施設計・監理＝株式会社昭和設計
◆敷地面積＝25,383.71m2
◆建築面積＝8,205.67m2
◆構造＝RC造地下1階地上2階、RC造地下1階、RC・S造地下1階地上2階
◆延べ床面積＝18,737.92m2
◆工期＝2017年3月25日～2019年10月31日