2020年大阪支社新年特集号

2020年1月7日 特集

文字サイズ

 2020年も関西経済の着実な成長・発展が期待される。関西圏はわが国の東西二極の一極として、成長を実現するプロジェクトと安全・安心を確保する事業を着実に進め、西日本・わが国をリードする必要がある。それらを実現するには基盤となる強くしなやかな圏域を形成すると共に、鉄道や高速道路ネットワーク、港湾などのインフラを充実・強化することが不可欠だ。南海トラフ巨大地震をはじめ頻発傾向にある大規模災害から人命を守り、甚大な被害を未然に防ぐ事前防災・減災対策も急務。国内外の他都市との競争を有利に進める都市の機能更新も重要となる。
 同時に2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催準備は着実に進め、カジノを含む統合型リゾート(IR)施設の誘致も国内他都市に先行するメリットを発揮する必要がある。日刊建設工業新聞社大阪支社の2020年新年特集では「躍進 関西の成長・強靱化実現」をテーマに、大阪・関西万博を契機とした関西の魅力的な街づくりと今後のインフラ整備について議論した「関西のインフラ強化を進める会シンポジウム」(建設技術展2019近畿)の内容を紹介するとともに、関西のインフラ・都市開発計画、国土強靱化の取り組み、大阪湾岸プロジェクトなどの現状を報告する。