東日本大震災からあすで8年10カ月がたつ中、東北は復興に向けて着実に歩んでいる。東北の未来をけん引する新たなプロジェクトも次々と浮上し、仙台市では老朽化したビルの建て替えなどを目指した再整備プロジェクトが始動。福島市や青森市などで再開発計画が相次ぐなど都市部を中心にまちづくりが進行している。2020年度には復興道路・復興支援道路の全線開通が予定され、日本海沿岸東北自動車道や東北中央自動車道など基幹高速ネットワークの整備も進んでいる。東北の玄関口である仙台市が取り組んでいる「せんだい都心再構築プロジェクト」について、郡和子市長に聞いたほか、東北各地で計画されている市街地再開発や新築プロジェクト、インフラ整備の動向を紹介する。