三井物産と三井不動産が東京都千代田区で開発を進めていた「Otemachi One」が完成した。高さ約200m、地下5階地上40階建ての「Otemachi Oneタワー」と、高さ約160m、地下5階地上31階建ての「三井物産ビル」の2棟で構成される大規模プロジェクト。Otemachi Oneタワーのオフィス空間は、基準階専有面積が約3,730m2とエリア最大級のフロアプレートを実現。7月には最高級ラグジュアリーホテルである「フォーシーズンズホテル東京大手町」が開業する予定だ。三井物産ビルには5月に三井物産本社が入居する。低層部には「大手町三井ホール」を配置。200人規模の会議も可能な大小八つのカンファレンスと併せて多目的な交流機能を高めるほか、託児所などのワーカーサポート機能も充実させる。Otemachi Oneは地下2階で東京メトロ千代田線・大手町駅に直結し、同丸ノ内線、同東西線、同半蔵門線、都営三田線なども利用可能となっている。地下鉄のコンコースと直結する両棟一体の商業店舗エリア「Otemachi One Avenue」を中心に約30の店舗をオープンし、新たな憩いとにぎわいを創出する。
■建築概要■
■工事名称:(仮称)OH-1計画新築工事
■建物名称:OtemachiOne
■工事場所:東京都千代田区大手町一丁目2番
■建築主:三井物産株式会社、三井不動産株式会社
■基本設計:株式会社日建設計
■実施設計・監理:日建設計・鹿島建設設計共同企業体
■施工:鹿島建設株式会社東京建築支店
■敷地面積:約20,900m2
■建築面積:約11,900m2
■延床面積:約358,700m2
■構造:地下部/SRC一部RC造、地上部/S造(柱:CFT造)
■階数:地下5階地上40階(OtemachiOneタワー)、地下5階地上31階(三井物産ビル)
■工期:2016年5月18日~2020年2月23日
(一部2020年4月30日まで)