安藤忠雄氏(東京大学名誉教授、安藤忠雄建築研究所)設計の「こどもの本の森 中之島」が完成した。新型コロナウイルスの影響で3月1日の記念式典は延期となったが、前日(2月29日)の内覧会には松井一郎大阪市長をはじめ、報道関係者50社で溢れ、関心の高さをみせた。 安藤氏は「次代を支え、担っていく子どもたちにとって大事なことは、いろいろな本に出会い、読む習慣を身につけること。そうすることで判断力や表現力を養い、完成や想像力を育む。ここが、そうした場所になればと思う」とのべた。 松井市長は「ここが次代の大阪のリーダーを生み出す拠点になれば。そのためにどこでも本が読めるように、中之島全体の完全歩行者化を考えている」と語った。