山形県の大きな期待を担って、「山形県総合文化芸術館（やまぎん県民ホール）」が完成した。10月には、雁木および店舗に囲まれたイベント広場も完成する。山形のものづくり技術と伝統、豊かな職人文化の成果を随所に活かした山形県の新たな文化芸術の拠点である。
　本間弘氏（本間利雄設計事務所代表取締役）は、「プロジェクトの完成を見ずになくなった本間利雄の意思を引き継ぎ、県民の大きな思いを形に、県民の皆さんに喜ばれるホールをめざしてやってきました。これからは1人でも多くの県民が、ここで素晴らしい体験をしてほしい」という。
建築概要
■建物名　山形県総合文化芸術館（やまぎん県民ホール）
■所在地　山形県山形市双葉町1-2-38
■施　主　山形県
■設　計　【建築・構造・設備・積算・外構】本間利雄設計事務所
　　　　　【音響】日建設計
　　　　　【舞台機構・舞台照明】桂川研究室
　　　　　【インテリア】剣持デザイン研究所
■監　理　山形県県土整備部建築住宅課営繕室、本間利雄設計事務所
■施　工　【建築】安藤ハザマ・山形建設・千歳建設・市村工務店特定建設工事共同企業体
　　　　　【ホール椅子設置】千年建設
　　　　　【木質系内装】山形建設・高木特定建設工事共同企業体
　　　　　【電気設備】ユアテック・東北電化・電機鉄工特定建設工事共同企業体
　　　　　【衛生設備】弘栄設備工業
　　　　　【空調設備】黒澤・弘栄・山形企業特定建設工事共同企業体
　　　　　【舞台照明設備】丸茂電機
　　　　　【舞台音響設備】ヤマハサウンドシステム・山形パナソニック特定建設工事共同企業体
　　　　　【外構】山形建設
■敷地面積　32,643.05m2
■建築面積　7,566.41m2
■延床面積　15,789.60m2
■構造･規模　SRC造、RC造、一部S造地下1階 地上5階
■設計期間　2014年5月-2015年12月
■施工期間　2017年3月-2019年9月