中部地域は我が国有数のものづくり産業や技術の集積地であり、日本経済の発展を牽引してきた。経済発展を支えるインフラ整備も着実に進められてきたが、経済活動のグローバル化で国際競争力の強化も求められるようになった。一方、南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まり、地球温暖化などを要因とした豪雨災害が多発する中、防災・減災の取り組みも喫緊の課題だ。新型コロナウイルス感染症の流行で後退した景気の回復策も注目される。勢田昌功中部地方整備局長と内田俊宏中京大学経済学部客員教授に、中部圏の持続可能な成長・発展を支えるインフラ整備の重要性や中部地方整備局が果たす役割などについて対談していただいた。