2020年 中部暑中企画

2020年8月6日 特集

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 中部は日本経済を牽引し、これを支える社会インフラ整備も着実に進められてきた。しかし、高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化対策や少子高齢化に伴う担い手不足、南海トラフ巨大地震の切迫など社会情勢は大きく変化。経済のグローバル化に伴い国際競争力の強化も求められるようになった。さらには新型コロナウイルス感染症拡大の影響で景気が減退するなど課題は山積している。
 そのような中で、東京・品川~名古屋間の早期開通を目指すリニア中央新幹線が完成すれば、産業や経済を活性化しインバウンド(訪日外国人旅行者)も含めた国際競争力を高める絶好の機会になる。また、新型コロナの拡大は時差通勤やテレワークの進展などスマート化社会や働き方改革など社会生活の在り方を見直すきっかけとなり、社会インフラが果たす役割を改めて考える機会とも言える。ピンチをチャンスに変える底力が中部に求められている。