東京都が千代田区神田錦町で改築を進めていた神田警察署庁舎が完成した。千代田区北部を管轄する警察署で、地域の安全、安心を守る拠点としての役割を担う。歴史的建造物が残る神田地区にふさわしい、大きな格子の中に複数の小さな格子を交差させた江戸格子柄の「翁格子」をモチーフとした外観デザインが特徴で、街並みと調和した開かれた印象のある建物となっている。設計・監理は警視庁総務部施設課と類設計室、施工は錢高・TSUCHIYA・東建設共同企業体が担当した。
■建築概要■
■工事名称:警視庁神田警察署庁舎(29)改築工事
■工事場所:東京都千代田区神田錦町三丁目3番地2
■発注者:東京都
■敷地面積:1,779.14m2
■建築面積:1,526.9m2
■延床面積:16,234.15m2
■構造:S一部SRC・RC造
■階数:地下2階、地上9階
■設計・監理:警視庁総務部施設課、株式会社類設計室
■施工:錢高・TSUCHIYA・東建設共同企業体
■工期:2017年6月7日~2020年10月16日