和歌山県立医科大学が2021年4月の開設に向けて、19年1月から和歌山市の中心市街地に建設を進めてきた薬学部キャンパスが待望の竣工を迎えた。県内で薬剤師を育成・確保する新拠点として、創薬研究の活性化など地域医療への貢献が大きく期待される。施設の建築工事を手掛けた東急建設・小池組JVは、地下水対策などに万全を期すとともに、現場作業員が一丸となって安全・工程管理に努め、高品質な建物を無事完成させた。 ■建築概要■ ■工事名称:和歌山県立医科大学薬学部建設工事 ■工期:2018年12月7日~2020年12月11日 ■建設地:和歌山市九番丁ほか ■建築主:公立大学法人和歌山県立医科大学 ■設計:東畑・山口設計共同体 ■監理:東畑・岡本設計共同体 ■施工:【建築工事】東急・小池特定建設工事共同企業体、【電気設備工事】栗原・第一電機特定建設工事共同企業体、【機械設備工事】新菱・長谷川特定建設工事企業体 ■用途:学校 ■構造・規模:S造(一部RC造)地下1階 地上11階建て ■敷地面積:6,854m2 ■建築面積:4,002m2 ■延床面積:26,305m2 ■最高高さ:【北棟】31.715m、【南棟】54.965m