西武ライオンズが埼玉県所沢市の「メットライフドームエリア」で実施していた改修プロジェクトが完了した。同社は「ボールパーク化」と「チームの育成/強化」を掲げ、2017年12月に着工し、3年4カ月かけて、新たな室内練習場や選手寮、巨大大型ビジョン、ベンチの空調設備などを整備。バックネット裏スタンド地下には12球団最大となる観戦ラウンジを新設したほか、これまで芝生だった外野席の椅子席設置なども実施した。最大収容人数は3万1552人になり、自然豊かな周辺環境を生かしたボールパークに生まれ変わった。設計を鹿島、施工を鹿島・西武JVがそれぞれ担当した。21シーズンはきょう3月26日に開幕を迎える。
●工事名称:メットライフドームエリアの改修計画
●工事場所:所沢市上山口2135
●発注者:西武鉄道株式会社
●設計者:鹿島建設株式会社建築設計本部/関東支店建築設計部
●監理者:鹿島建設株式会社関東支店品質監理部
●施工者:鹿島・西武 特定建設工事共同企業体
●工 期:2017年12月~2021年3月
●工事内容:
・地下ラウンジ新設工事
・スタンド客席(バックネット裏席、その他)
・オフィス棟新築
・ライオンズチームストアフラッグス新築
・チケットセンター、ファンクラブカウンター、球弁新築
・メインゲート新築
・トレイン広場、CRAFT BEERS OF TRAIN PARK新築
・レンガサークル、ライオンズロード整備
・ライオンズトレーニングセンター新築
・若獅子寮新築
・獅子ビル改修
・DAZNデッキ整備
・メインコンコースエリア売店改修
・CAR3219フィールドスタンド、ブルペン、サブグラウンド整備