三井不動産が東京都江東区で開発を進めていた「三井のラボ&オフィス」事業初の新築賃貸ラボ&オフィス施設「三井リンクラボ新木場1」がオープンした。ラボは液体・気体などを使った実験が可能なウェットラボ仕様で、創薬や再生医療の本格的な研究が可能なBSL(バイオセーフティーレベル)2に対応し、幅広い研究が行える。区画ごとに設備バルコニーを設置し、貸室内に直接給排水・給排気・都市ガスなどを配管するとともに、実験専用の排気ダクトスペース、空調室外機などの増設スペースも用意。共用部には、社内外のコミュニケーションを促す入居テナントとLINK-J(一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン)会員専用のコミュニケーションラウンジや、最大100人を収容できる会議室、デッキテラスと連続する開放的なカフェも設けている。基本計画は日建設計が策定し、基本設計・実施設計と施工を鹿島が担当した。
■建築概要■
■施設名称:三井リンクラボ新木場1
■所在地:東京都江東区新木場2-3-8
■建築主:三井不動産株式会社
■敷地面積:3,300.06m2
■建築面積:2,198.87m2
■延床面積:11,169.77m2
■構造:SRC造
■階数:地上6階
■基本計画:株式会社日建設計
■設計・監理:鹿島建設株式会社
■施工:鹿島建設株式会社
■工期:2020年2月18日~2021年3月18日