労働災害防止に向け、職場での安全意識高揚と安全活動の定着を図る「2022年度全国安全週間」が7月1日から7日まで実施される。95回を迎える本年度のスローガンは、「安全は 急がず焦らず怠らず」。昨年度の神奈川県内における建設業の災害発生状況を見ると、死亡労働災害が21人で、うち6人が墜落・転落災害によるものだった。このほか崩壊・倒壊、感電、過重労働、おぼれ、飛来・落下による死亡労働災害も発生しており、その中には安全衛生管理の基本がおろそかになっていたと認められるものあるという。このため本年度も安全週間を契機に、神奈川県内の建設業でも安全な職場環境の形成を目指し、災害ゼロに向けた積極的な取り組みが期待される。