LOGI FLAG COLD 市川I 完成

2022年12月19日 特集

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 米インベスコ・グループ不動産事業部門のインベスコ・リアルエステートが組成した「カンザス特定目的会社(TMK)」が千葉県市川市で開発を進めていた冷蔵冷凍施設「LOGI FLAG COLD 市川I」が完成し、運用を始めた。「LOGI FLAG」は霞ヶ関キャピタルが展開する物流施設ブランドであり、TMK、霞ヶ関キャピタルの両社はアセットマネジメント契約を締結し、霞ヶ関キャピタルが開発を担当した。建設地は市内南側の東京湾に近接する敷地で、周辺には物流施設が集積する。東京外環自動車道・東関東自動車道にアクセスが良好で、東京都心から約15キロ圏内に位置するため、大量消費地へ短時間での輸送が可能だ。設計・施工はともに塩浜工業が担当した。
 本施設はS造4階建て延べ8743平方メートルのコールド型倉庫。EC市場の拡大や、冷凍商品の消費増加による倉庫需要の高まりなどを受けて整備した。冷蔵冷凍の2温度帯に特化し、2030年のフロン規制を見据えた自然冷媒の冷蔵機を使用する。また環境配慮として、屋上に太陽光パネルを設置し、庫内電力の一部を補う。
 テナントには食品物流を展開するSBSゼンツウが入居。10月1日に同社「市川コールドセンター」として稼働を開始した。
 本施設以外に首都圏では「LOGI FLAG 久喜I」(埼玉県久喜市)や「LOGI FLAG COLD 横浜港北I」(横浜市都筑区)などが着工済みで、いずれも23年に竣工予定だ。