依然として新型コロナウイルス感染症の猛威が続く中、2050年カーボンニュートラル(CN)の実現に向けた国の方針が打ち出され、さまざまな分野において脱炭素化やデジタルトランスフォーメーションに向けた施策が推進されるなど、日本と北海道を取り巻く情勢は、急速かつ劇的に変化している。こうした社会変化に対応するため、国土交通省は2025年を計画期間とする第8期北海道総合開発計画に代わる新たな計画を23年度に前倒しで策定する方針で、検討を進めている。国の課題解決に向けた北海道の重要性、北海道開発の役割、新たな計画について石塚宗司北海道開発局長に話を聞いた。