阪神・淡路大震災から丸28年を迎える。この震災以降、断層変位リスクに対する関心が飛躍的に高まり、日本各地の断層の調査・研究が進展。東日本大震災や熊本地震などの経験を踏まえ、断層変位でインフラが被災した場合の構造物の耐性や早期復旧性の確保が近年重要視されている。2022年11月9日に関西ライフライン研究会が建設技術展近畿2022(大阪市)で開いた地震防災フォーラム「関西地域の断層とライフラインの地震対策のあり方」では、基調講演を行った吉見雅之氏(産業技術総合研究所)を交え、ライフライン事業者らによるパネルディスカッションが行われた。