5年に一度の頻度で道路構造物の近接目視点検を行うよう義務付けられてから今年で9年。2023年度は2巡目点検の最終年でもある。この間、長寿命化の取り組みは着実に進んできているが、その一方では点検技術の高度化によって判明した損傷や、時間経過で進行した損傷への対応が新たな課題となっている。本年度の「関西のインフラ構造物維持管理・更新企画」では、1月に公表された高速道路会社の更新計画に焦点を当てるとともに、安全・安心で持続可能な地域づくりに向けて、インフラストックのマネジメントに取り組む行政や教育研究機関、産業界の動向を紹介する。