官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)は、600兆円経済の実現に向けた最大のエンジンである科学技術イノベーションの創出に向け、官民の研究開発投資の拡大などを目指して内閣府により2018年度に創設された。総合科学技術・イノベーション会議が司令塔となり、民間の研究開発投資誘発効果の高い領域に各府省の施策を誘導して方向性を持った研究開発を推進する。
国土交通省では、PRISMの枠組みを活用して「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」を2018年度に開始。▽技術I=AI、IoTをはじめとした新技術等を活用して土木または建築工事における施工の労働生産性の向上を図る技術▽技術II=データを活用して土木工事における品質管理の高度化等を図る技術-を公募し、採択した技術を各地方整備局発注の実際の現場で試行している。本年度は、技術Iで15件(応募28件)、技術IIで8件(同10件)を選定した。
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