成田空港の第3ターミナル(T3)拡張事業が一区切りを迎えた。LCC(格安航空会社)専用ターミナルとして2015年4月にオープンしたT3は、その後のLCC需要の急増を受け、設定していた年間旅客取扱能力を17年度に突破。混雑解消のため19年9月に到着ロビーを増築したのに続き、昨年4月、南側増築部に出発ロビーを拡張するとともに、第2ターミナルと結ぶ新しいアクセス通路を整備した。ことし3月1日には、到着ロビー正面に新しいカーブサイド(バス乗降場)の供用が始まり、さらに利便性が高まった。今後も搭乗手続きや待ち時間の短縮を可能とする各種機能の充実、強化を図り、ファストトラベルの一層の推進に取り組んでいく方針だ。