国土交通省関東地方整備局と横浜税関が横浜市中区で整備を進めていた「よこはま新港合同庁舎」が完成した。整備にあたってはPFI方式を導入。ヨコハマしんこうパートナーズが施設を建設し、引き続き維持管理、運営を担う。従来、横浜市内には、国の地方ブロック機関が入居する合同庁舎などが複数立地していたが、耐震性能不足や経年による老朽化、業務の多様化と業務量の増大による狭隘(きょうあい)化が進み、安全・安心面、行政サービス面で支障が生じていたという。こうした事情を背景に、耐震安全性が高く横浜の歴史、景観に配慮した合同庁舎を新築し、15官署を移転、集約した。新合同庁舎の設計は梓設計、施工は戸田建設が手がけた。