青森県津軽地域の新たな中核病院となる独立行政法人国立病院機構「弘前総合医療センター」が完成した。弘前市立病院との再編により、二次救急体制の強化や高度・専門医療の確実な提供が可能になる。県西部に位置する弘前市を中心に地域医療を担う重要な拠点病院として機能するだけでなく、若手医師や看護師の育成にも貢献していく。25診療科442床の総合病院として、長期にわたる安全・安心で良質な医療を提供する環境が完全に整った。設計・監理は佐藤総合計画、建築の施工は熊谷組が担当。病院を稼働しながら新棟の建設や既存施設の解体などを実施。約3年にわたった壮大なプロジェクトが2023年6月に完了した。