社会構造の変化とデジタル技術の進展に合わせて、多種多様な業界が異分野との結びつきを強めている。そうした潮流の中で、新たな事業展開を模索する建設産業の取り組みも活発化、ロボットや生成AIの実装など、先端技術の開発・実用化に向けて各社が戦略を巡らせる。
インフラ分野ではDXによって施設の整備や維持管理、街づくりなどで生産性の向上、公共サービスの高度化を図る動きが各地に広がる。先端技術の社会実装を主導する情報通信・IT分野など、異業種・異分野と建設業のコラボレーションが今後さらに加速するのは間違いない。ものづくり産業としての形態や役割で新たな局面を迎えつつある建設産業の今とこれからを展望する。