香川県ら/PCa製品工場建設(観音寺市)でフジタと協定、27年供用開始へ

2024年6月26日 工事・計画 [17面]

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 香川県が公募した観音寺港三本松地区公有水面埋め立て地の分譲地(観音寺市凪瀬町5の1ほか)にフジタの100%出資会社のテクノマテリアル(東京都台東区、木岡隆社長)が進出する。西日本エリアの拠点となるプレキャスト(PCa)コンクリート製品の製造工場を建設する。2027年4月の供用開始を目指す。
 9区画のうち8区画(敷地面積7万0562平方メートル)を取得し工場用地に充てる。建築面積は6481平方メートル。投資総額は約80億円。フジタグループ一体の事業となるため、フジタと県、観音寺市の3者で「工場の建設等に関する協定」を結ぶ。
 奥村洋治フジタ社長と木岡テクノマテリアル社長、池田豊人香川県知事、佐伯明浩観音寺市長が出席し、7月4日に協定締結式を開く。池田知事が22年9月に就任してから初の県外大型工場の立地となる。