ダム協会/「50年誌」発行、活動紹介や座談会など収録

2024年7月3日 行政・団体 [2面]

文字サイズ

 日本ダム協会(押味至一会長)は協会設立50周年を記念して50年誌を発行した=写真。50年の歩みを振り返る第1編と協会活動を紹介する第2編、歴代会長や役員、ダム建設功績者表彰の受賞者などをまとめた資料集の第3編の3部構成。節目を飾るコンテンツとして歴代会長らによる回想文や、協会関係者の座談会といった企画を盛り込んだ。
 第1編冒頭のあいさつで押味会長は、地球温暖化の進展などダムを取り巻く環境の変化を指摘した上で、今後のダム事業について「これまでの50年とは異なる景色の中で、ダム建設事業や水資源開発事業を進めていくことになる」と展望。「過去の歴史に学びつつ、未来の社会に的確に対応するため、関係機関などと緊密に連携しながらさまざまな課題解決に取り組む」と決意を示した。
 協会設立50年に当たり斉藤鉄夫国土交通相、足立敏之参院議員らが祝辞を寄せた。
 座談会のテーマは「新たなダムに向けて」。▽山内彪(元協会専務理事、第14代ダム工学会会長)▽田代民治(元協会企画委員長・ダム建設功績者表彰選考委員、第24代ダム工学会会長)▽自閑茂治(元ダム工事総括管理技術者認定審査委員・審査委員長)▽光成政和(協会専務理事)-の4氏が協会の課題や対応、新たなダム事業と協会の在り方について意見を交わした。