大成会福岡記念病院/移転用地の既存建物、五洋建設で解体進む25年3月完了

2024年7月25日 工事・計画 [11面]

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 社会福祉法人大成会福岡記念病院(黒田康夫理事長)は、福岡市早良区西新2丁目の病院の移転建て替え用地(敷地面積7322平方メートル)にある既存建物(総延べ1万2903平方メートル)の解体工事を五洋建設の施工で進めている。4月に着工し、建物内部の撤去作業を実施。9月ごろに建物本体の解体作業に入り、2025年3月の完了を目指す。
 移転用地は既存病棟(西新1の1の35)と明治通りを挟んでほぼ向かい側に位置する西新パレス(西新2の10の1、敷地面積6216平方メートル、延べ1万2216平方メートル)と住まいのギャラリー西新店(同2の10の16、敷地面積1106平方メートル、延べ687平方メートル)の跡地。以前は西日本鉄道の所有地で、23年4月に同社から大成会への譲渡が完了した。
 移転建て替えは既存建物の老朽化と狭あい化の課題解消を目的に計画している。大成会は新病棟の規模などを検討中としている。
 病院の既存建物は▽本館(1993年完成、RC造7階建て)▽南館(76年完成、RC造地下1階地上5階建て)▽リハビリ棟(2008年完成、8階建て)▽リニアック棟(15年完成、地下1階地上5階建て)-の4棟で構成。総延べ床面積は1万4868平方メートル。病床数は239床。