岐阜県大垣市/大垣城ホール建替、規模は延べ8500平米見込む

2024年7月26日 工事・計画 [7面]

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 岐阜県大垣市は、建て替えを計画している大垣城ホール(郭町2の53)の想定規模について、3階建てで延べ床面積は現施設の1・5倍となる約8500平方メートルを見込んでいることを明らかにした。建築面積は約4500平方メートル。今月開いた「大垣公園等再整備基本計画市民検討委員会会議」で新ホールの機能や規模について案を示した。今後は市民意見も踏まえ、建設候補地の検討などを進める。
 新ホールはホール施設や会議室・事務室などで構成する。必要面積は多機能ホールが約1800平方メートル、ステージが約400平方メートル、観覧席が約800平方メートル、会議・事務室が約1000平方メートル、その他が約4500平方メートルと試算。階数は天井高や空間活用の観点から、2階建てよりも3階建てが優位とした。
 企業説明会や催事、記念式典、スポーツイベント、コンサートなど多様なニーズに応え、西濃地域唯一のコンベンション機能を持つ施設となることを目指す。災害時の一時宿泊機能も備える。
 現施設は管理棟(3階建て延べ1437平方メートル)とホール棟(2階建て延べ4073平方メートル)で構成。大ホールの空調設備やエレベーターがないなど課題があるため、大垣公園の再整備の中で建て替えを計画している。公園の再整備基本計画は本年度中に策定する予定。