デジタル庁/建築士登録など申請簡素化、マイナンバーで住民票写し不要に

2024年8月5日 行政・団体 [2面]

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 デジタル庁は、各省庁が所管する国家資格などの申請手続きなどをマイナポータル上でオンライン化・デジタル化する取り組みを順次進める。申請書類のオンライン提出や、マイナンバーの活用による住民票などの写しの提出の省略が可能になる。建築士の免許登録では2025年度以降に対応予定。131種の技能士資格、労働安全衛生法に基づく20種の免許、69種の技能講習修了証なども25年度以降の対応となる。
 主に資格登録などの手続きで、事前に住民票などを取り寄せて申請窓口に提出することなどを省略できる。
 同庁は2日、計84の国家資格でオンライン化などを実現する方針を示した。各資格で対応後も、紙での手続きも引き続き可能となる。
 住宅・建築分野では▽1級建築士▽2級建築士▽木造建築士▽建築物調査員▽建築設備等検査員▽建築基準適合判定資格者▽構造計算適合判定資格者▽マンション管理士-の各資格が対象。
 安衛法に基づく免許は、▽高圧室内作業主任者▽ガス溶接作業主任者▽林業架線作業主任者▽特級・1級・2級ボイラー技士▽発破技士▽揚貨装置運転士▽特別・普通ボイラー溶接士▽ボイラー整備士▽クレーン・デリック運転士▽移動式クレーン運転士▽潜水士-などが対象となる。
 給水装置工事主任技術者や建築物環境衛生管理技術者も25年度以降の対応を予定する。