香川大、東京芸大/芸術未来研究場せとうち(高松市)が完成、産学官連携の拠点に

2024年8月7日 工事・計画 [15面]

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 香川大学が高松市に建設していた「芸術未来研究場せとうち」が完成した。東京芸術大学と連携し、アートと科学技術による「心の豊かさ」を根幹としたイノベーション創出や、瀬戸内の海洋・島しょ部・沿岸部のさまざまな課題解決に取り組む。
 共同研究施設はS造4階建て延べ514平方メートル。設計は真鍋令建築設計事務所、施工は楠本コーポレーションが手掛けた。庵治町鎌野4511の15の現地で9日に開所式を開く。
 瀬戸内エリアの自治体や産業界と連携し、地理的・文化的特性などを踏まえた共創的研究やスタートアップ創出を通じた社会実装を行う地域型研究拠点となる。文部科学省から「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」の支援を受け整備した。