鹿児島商議所/住吉町15番街区(鹿児島市)でMICE施設やホテル整備提案

2024年8月30日 工事・計画 [13面]

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 鹿児島商工会議所(岩崎芳太郎会頭)は、未利用地の県有地である住吉町15番街区(鹿児島市住吉町、約2・5ヘクタール)について、MICE(国際的なイベント)施設やホテルなどを整備する「住吉ハーバープレイスプロジェクト」を提案した。27日に開かれた鹿児島港本港区エリアの今後の具体的な整備について、行政や民間団体などが意見交換を行う「本港区エリアまちづくり懇談会」の第2回会合で示した。定期借地による活用を見込んでおり、定借期間など今後より具体的な検討を進めるとしている。
 同街区は鹿児島県がBTO(建設・移管・運営)方式のPFIで計画するスポーツ・コンベンションセンターの隣接地で、県は交流・観光エリアとすることを目指している。同プロジェクトでは、MICE施設やホテルのほかに、隣接する魚類市場と連携した市場や海に面したレストランの誘致を想定している。
 このほか懇談会では、県に対して同街区への移転を希望する要望書を提出した「鹿児島サンロイヤルホテル」(鹿児島市与次郎)についても意見交換。出席者からは、ロケーションを楽しめる施設やホテルの整備が望ましいといった意見や、鹿児島商議所の提案と合致するといった意見が出た。
 懇談会は、本年度は5回開かれる予定で、次回は年内の開催を予定している。