◇ＴＸみらい平駅東１９ヘクタール
　茨城県つくばみらい市の「（仮称）みらい平東地区土地区画整理事業代表者会」は、つくばエクスプレス（ＴＸ）みらい平駅の東側に広がる約１９ヘクタールで、組合施行を想定した土地区画整理事業を計画している。事業予定区域はみらい平と伊奈東の両市街地に挟まれた市街化調整区域。２０２６年下期にも事業認可を取得したい考え。８月３０日に事業協力者（業務代行予定者）の募集を始めた。
　参加表明書と提案書は９月３０日～１０月４日に代表社会事務局（都市建設部プロジェクト推進課）への持参で受け付ける。質疑は９月６日で締め切る。プレゼンテーション審査を１０月１８日に行い、同２７日に事業協力者を決定する見通し。
　参加できるのは、単体か複数企業で構成するグループ。１４年以降に参加企業かＪＶとして土地区画整理事業業務の全部を代行し、施工した実績も求める。事業協力者は選定後に代表者会と覚書を交わす。組合設立に至った場合は、組合と業務代行契約を結び、業務代行者として組合業務を進める。
　業務は▽地権者の合意形成に関する事項の支援▽組合設立に向けた各種手続き▽事業計画案作成に必要な関係機関との協議支援－などを任せる。
　事業名称は「（仮称）みらい平東地区土地区画整理事業」。施工地区は小張、伊奈東の一部。市街化調整区域で将来的に市街化区域への編入を計画している。地権者数は４月時点で９０人。現在、市が事業予定区域の現況測量を実施しているという。
　市はマスタープランや市総合計画に基づき、子育て世代のにぎわいを市内全域に広げる。みらい平駅を中心とした市街地エリアを拡大し、伊奈東市街地と一体となる住宅地や住宅・商業・業務複合施設などの整備を検討する。