NTTコム/スマートシティへコミュニティー、竹中工務店・日建設計・日本設計参画

2024年9月3日 企業・経営 [3面]

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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2日、建設・不動産業界の有識者と協働しスマートビルのベストプラクティスの創出や先端デジタル技術の社会実装を目指す「スマートシティデジタル実装コミュニティ」を立ち上げたと発表した。ワークショップや勉強会を開催していく。東京大学グリーンICTプロジェクト「GUTP」との連携も図る。同大大学院情報理工学系研究科の江崎浩教授をはじめ、竹中工務店や日建設計、日本設計、NTTアーバンソリューションズがメンバーになっている。
 業界横断で実フィールドでの社会実装につなげるのが狙い。デジタル実装プロセスやデジタル活用の高度化に向けて検討する。
 インフラ高度化やグリーン・カーボンニュートラル対応、AIを活用した運用自動化などをテーマに想定している。ビル管理・運営のリモートオペレーションやビル・商業施設のデータ利活用、NTTが実現を目指している次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」を活用したロボット遠隔操作なども見据える。
 具体的なスマートビル化プロジェクトのフィールドには、虎ノ門一丁目東地区再開発(東京都港区)を挙げている。
 同コミュニティには▽粕谷貴司(竹中工務店情報エンジニアリング本部情報エンジニアリング1グループシニアチーフエンジニア)▽中村公洋(日建設計企画開発部門コモンズグループアソシエイト)▽佐々木真人(日本設計第1環境・設備設計群副群長)▽上野晋一郎(NTTアーバンソリューションズ執行役員デジタルイノベーション推進部長)-の4氏が参画する。