電設協・山口会長が会見/第4次アクションプラン実行へ特別委に2WG設置

2024年9月4日 行政・団体 [2面]

文字サイズ

 日本電設工業協会(電設協、山口博会長)は3日、東京都内で理事会を開き、第4次アクションプラン(2024~27年度)を実行するために設けた特別委員会に、二つのワーキンググループ(WG)を設置することを決めた。特別委は名称を「魅力ある電気設備業界創造特別委員会」とし、委員長を山口会長が務める。七つの常設委員会との役割分担は今後調整する。
 WGは担い手3法の改正を踏まえて標準契約書を見直す「標準契約書検討WG」、業界の認知度向上とイメージ改善に取り組む「広報強化WG」。広報強化WGでは担い手の間口を広げるPR活動の推進へ、女性や若手、広報・IR関連の専門家の参加を計画する。アクションプランの重点方針のうち、受発注者間の対等な関係構築と社会への発信力強化を主に担う。
 理事会後の記者会見で、山口会長は「電設業界がどのように変わっていくか、さらにどうやって訴求していくかまでをセットで考えなければならない。協会の英知を結集し取り組みたい」と述べた=写真。
 第73回電設工業展(JECA FAIR2025)の実施案も示した。2025年5月28~30日の3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪を会場に、大阪開催の例年より規模を拡大し開催する計画。大阪・関西万博の期間中と重なることから、来場10万人超を目標に企画を進める。12日に札幌市で開幕する会員大会で正式決定する。