国交省/ジャパコン国際賞の表彰式開く、13件に斉藤国交相が表彰状授与

2024年9月6日 行政・団体 [2面]

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 国土交通省は5日、第7回「JAPANコンストラクション国際賞(大臣表彰)」(ジャパコン国際賞)の表彰式を東京都港区の三田共用会議所で開いた。日本企業による優れた海外建設プロジェクトや、海外で活躍する中堅・中小の建設関連会社を顕彰。最優秀賞を含めて建設プロジェクト部門6件、中堅・中小建設企業部門4社、先駆的事業活動部門3件を選出。関係者に斉藤鉄夫国交相から表彰状が贈られた。=1面参照
 式典では、受賞者による事業の紹介や各国大使館の代表者によるあいさつが行われた。最優秀賞はセントラルコンサルタントと安藤ハザマが応募した「クロワ・デ・ミッション橋梁及び新線橋梁架け替え計画」(ハイチ)が受賞。安藤ハザマ国際事業本部土木部のガリシア・ガルシア・ダビットさんは「さらに貪欲に知識や経験を積み重ね、海外における質の高いインフラ整備に引き続き貢献していきたい」とスピーチした。
 斉藤国交相は「受賞案件はいずれもわが国の質の高いインフラにかかる取り組みを代表する大変優れたものと考えている。今後もわが国の企業が積極的に海外展開を進められるよう、必要な支援の強化にしっかりと取り組んでいく」と話した。
 建築プロジェクト部門は、土木3件、建築1件、開発1件、鉄道信号システム1件が受賞した。審査委員長を務めた森地茂政策研究大学院大学客員教授は「従来は土木が多かったが、今回は建築や都市開発にも目を向け、たくさんの方に応募いただいた」と説明。「わが国のインフラ技術が橋梁や道路だけではなく、大変幅広い分野で各国に貢献していることを分かっていただけたと思う」と講評した。