電設協/札幌市で会員大会開く、魅力ある電設業へアクションプラン推進

2024年9月13日 行事 [2面]

文字サイズ

 日本電設工業協会(電設協、文挾誠一会長)は12日、札幌市中央区の札幌パークホテルで2024年度会員大会を開いた。全国各地から会員約500人が参加。大会前の臨時総会・理事会で新会長に就任した文挾会長=写真=は「業界の喫緊の課題である担い手不足に対応するためには、業界横断的な取り組みによって多くの課題を解決し、魅力ある電設業界をつくり上げる必要がある」と述べ、5月に策定した第4次アクションプラン推進へ機運を高めた。=1面参照
 文挾会長は「われわれ電設業はいかなる状況下でも社会生活を維持するために必要な職業で、その従事者はエッセンシャルワーカーとしてAIに取って代わることはできない」と電設業界の重要性を強調。その上で「多くの若い世代が社会から必要とされている電設業界に入ることを選択し、モチベーション高く、働くためにも第4次アクションプランは断固たる決意を持って着実に進めなければならない」と会員一丸となった取り組みを呼び掛けた。
 大会では本年度のスローガンを「新たな電設業界の構築に向けて第4次アクションプランを始動させよう」とすることを決議。▽主張すべきことは、主張しよう▽疑問に思っていることは確認し解決しないなら提言しよう▽課題解決のためにはほかの組織とも連携しよう-の三つの心構えの下、アクションプランで掲げる▽働き方改革を深化させる▽多様な人材確保・育成と処遇改善方策を強化する▽生産性向上・省エネ・脱炭素化などGX実現に貢献する新技術の開発・普及に積極的に取り組む▽受発注者間の対等な関係の構築に向けた条件整備と関係者・関係期間とのコミュニケーションを充実させる▽会員サービスを充実させるとともに、広報・広聴活動を強化し社会への発信力を強化する-の五つの重点取り組み事項を推進することを採択した。