北海道留萌市/交流複合施設基本構想案、最大1万平米・事業費75億円試算

2024年9月30日 工事・計画 [6面]

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 北海道留萌市は「新交流複合施設基本構想案」をまとめた。市内に分散化している市役所各庁舎や中央公民館などの社会教育施設を集約し、旧JR留萌駅跡地に新たな施設を建設する計画。施設規模は8000~1万平方メートルを想定し、概算事業費に最大75億5920万円を見込む。
 集約対象となるのは▽本庁舎(RC造地下1階地上3階建て延べ3906平方メートル)▽分庁舎(S造2階建て延べ959平方メートル)▽東分庁舎(CB造2階建て延べ504平方メートル)▽西分庁舎(RC造2階建て延べ349平方メートル)▽大車庫(S造平屋378平方メートル)▽中央公民館(S・RC造2階建て延べ2512平方メートル)▽文化センター(S・RC造2階建て延べ2090平方メートル)。分庁舎と大車庫を除き建設から50年以上が経過している。
 交流複合施設の建設地は船場町2丁目の旧JR留萌駅跡地。25年度にもJR北海道から無償で譲渡される見通しとなっている。
 新施設には、保健福祉センターを除く庁舎機能と、文化センターにあった大ホールとコンベンションホール、公民館機能を移転する。4階建てで庁舎機能は各階に配置。1階には総合窓口や市民が利用できるフリースペースなど、2~3階にホールや公民館機能、4階に議会諸室を設ける。
 施設規模は8000~1万平方メートルで検討し、概算工事費は8000平方メートルで60億7486万円、9000平方メートルで68億1703万円、1万平方メートルで75億5920万円を試算する。
 本年度から25年度にかけて基本計画を策定し、25~26年度に基本設計、26年度以降の実施設計、着工を目指す。