千葉県市原市/新庁舎DBプロポ公告11月7日まで参加受付、提案上限149億円

2024年10月2日 工事・計画 [5面]

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 千葉県市原市は、設計・施工一括(DB)方式を採用して老朽化した第2庁舎を建て替える。新庁舎はRC一部S造6階建て塔屋1階延べ1万3473平方メートルの規模。現第1庁舎や新庁舎北にある国分寺中央公園をつなぐ立体交流デッキなども設ける。1日に公募型プロポーザルの手続きを始めた。参加受け付けは11月7日まで。上限提案価格は149億5578万2600円(税込み)。
 2026年12月にも着工し、29年に新庁舎の供用を開始する。同年から既存庁舎の解体や外構整備を行い、31年12月の全面供用を目指す。
 事業名称は「市原市庁舎整備事業」。現地視察可能期間は8~17日。参加表明書は総務部契約検査管財課庁舎管理係への持参か郵送で受け付ける。VE提案に伴う対話申請書は11月25日~12月2日に提出する。対話は提案書の提出日から3週間以内に実施する。
 技術提案書の提出期間は25年2月17~25日。同3月14日にプレゼンテーションとヒアリングを行い、同4月中旬に審査結果を公表し、仮契約を結ぶ。本契約は議会議決後に締結する。全体工期は契約締結日の翌日から31年11月28日まで。新庁舎は29年2月末までに竣工することとしている。
 単体かJVが参加できる。施工業務の担当者は市の24・25年度入札参加資格者名簿に登載され、建築一式工事の総合点数が1600点以上であること。代表構成員を除いたJV構成員は、同名簿(建設工事部門)で格付け等級がAランクであること。所定の実績も求める。
 工事場所は現庁舎敷地内である国分寺台中央1の1の1ほか(敷地面積4万3791平方メートル)。用途地域は近隣商業地域。建ぺい率80%、容積率200%。新庁舎北に国分寺中央公園、東に第1庁舎、南側に消防庁舎がある。市民の交流拠点「いこいの広場」や立体交流デッキ「上総テラス」も整備する。
 基本設計は山下設計が手掛けた。設計、施工者選定に伴うコンストラクション・マネジメント(CM)業務は明豊ファシリティワークスが担当している。