高松市/技術職の採用試験見直し、25年度から教養試験・集団面接廃止

2024年10月10日 行政・団体 [19面]

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 高松市は、土木や建築など技術職員の安定的な確保に向け2025年度から採用試験を見直す。技術職の1次試験(筆記試験)の教養試験を廃止し、専門試験のみとする。集団面接を廃止し、個別面接を2次試験で実施する。現行の3次試験までの試験が2次試験までとなる。採用試験に伴う受験者の負担を軽減することで間口を広げる狙いがある。
 対象職種は土木、建築、機械、電気。民間企業などの内定が早まっている状況を踏まえ、最終合格の発表時期を1カ月程度前倒しする。大卒・経験者対象は5月に申し込みの受け付けを開始、7月に合格発表する。高卒などは8月に申し込みの受け付けを始め、10~11月に合格発表する。
 経験者対象の試験にあるテストセンター方式(基礎能力検査)は継続する。技術職以外の職種は採用試験を変更しない。
 市の職員採用では募集時の申込者数が年々減少している。特に技術職は申込者数が予定人員に満たないこともあり、人材確保が課題となっている。