横浜市は２３日、建築確認申請台帳記載証明書の電子申請を開始する。横浜市のＤＸ戦略「あなたのいる場所が手続きの場所になる」の一環。市のウェブ閲覧システムに特定した物件の申請書をダウンロードできる機能を追加し、「横浜市電子申請・届出システム」を活用した申請の受け付けを始める。これにより自宅や職場などで証明書の申請が可能となる。
　対象は１９９６年度以降に建築確認申請された物件。申請方法は電子申請システムに申請書をアップロードする。電子申請システムとウェブ閲覧システムは事前に利用者登録が必要。手数料はクレジットなどで決済する。証明書は普通郵便で送付する。
　申請台帳記載証明書は、よこはま建築情報センター（市役所２階）で年間約４万件発行される。概要書と組み合わせて利用されることが多く、不動産売買に伴う調査や住宅ローンの添付資料としても使用されている。