札幌市/山鼻小改築配置計画案、延べ9000平米・27年4月着工めざす

2024年10月11日 工事・計画 [14面]

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 札幌市は、老朽化により改築を計画している山鼻小学校の基本設計を進めている。新校舎は屋内運動場との一体型校舎で、RC造5階建て延べ8981平方メートルの規模を想定。既存プール棟を解体した後、2027年4月の着工を見込んでいる。
 中央区南14西10の1(敷地面積9396平方メートル)にある山鼻小学校の現校舎は、RC造3階建て延べ5794平方メートルの規模。1972年の建設から50年以上が経過し、老朽化のため現在地で建て替える。
 基本・実施設計は建築と設備に分け発注しており、建築設計は北海道建築設計監理、設備設計はビーゴーイングが担当。現段階の配置計画案によると、新校舎棟・屋内運動場は、現在はグラウンドとプールがある敷地北側にRC造5階建て延べ8981平方メートルの規模で建設する。
 校舎棟は1階に児童会館(延べ432平方メートル)や給食室(350平方メートル)、地域連携施設などを設ける。2~4階には普通教室18教室、理科室や家庭科室、音楽室などの特別教室7教室、特別支援学習室3教室、プレイルーム、職員室などを整備。普通教室は日当たりの良い南・東面に配置する。屋内運動場(1368平方メートル)は水害対策として3階に整備し、5階までの吹き抜けとする。
 今後は基本設計を年内にまとめてすぐに実施設計に入り、25年度中に実施設計を完了させる。26年度に既存プールを解体し、27年度に新校舎建設に着工。29年3月の完成、同4月の開校を目指す。その後29年度に既存校舎を解体し、30年度にグラウンド整備を行い、全体の完成は同11月ごろを予定している。