CEATEC2024が開幕/企業・団体など808者出展

2024年10月16日 行事 [1面]

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 最先端のデジタル技術を紹介する国際展示会「CEATEC2024」が15日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した=写真。電子情報技術産業協会(JEITA)が主催し、昨年を大きく上回る国内外の企業や団体など808者が出展。建設関連では戸田建設やミライト・ワンが単体でブースを構えている。会期は18日まで。
 戸田建設は、厳しさを増す夏の酷暑対策として現場従事者向けに開発、実証中の電子冷熱に使われるペルチェ素子を用いた「背負い式大型冷却デバイス」を紹介。専用ベストの背面に装着する冷却デバイスの材質はアルミニウム合金(冷却部)とABS樹脂(デバイス筐体〈きょうたい〉)、PCM(冷却部)で構成。面積は約100平方センチで、冷却効果は環境温度26度の場合マイナス22度、冷却時間はバッテリー容量48ワット時の場合4時間以上を有する。
 ミライト・ワンは、25の製品や技術サービスを展示。施工状況や工事関連情報を一元管理する建築会社・工務店向けトータル管理アプリケーション「現場へGO!」の有効性をPRしている。同社ブースでは国際航業が屋内外位置情報ソリューション「Patt Plus(パットプラス)」も紹介している。
 国土交通省のブースでは、同省都市局が推進する3D都市モデルの活用プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」の関連として、公道で搬送車両の自律走行や都市部でのドローン自律運行を目指す竹中工務店や、地下インフラ情報を活用する日建設計などの取り組みを紹介。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のブースではスマートビル内外の人流データと周辺地域情報を連携し、周辺商業施設の利用促進や地域活性化につなげる清水建設などの取り組みをPRしている。